アメリカのロースクールへの留学を目指します

もうすぐ40才になりますが、子供もいますが、さらに自費になってしまうかもしれませんが、何とかアメリカのロースクールに留学したいと考えています。

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サマープログラムの初日終了

ILIのサマープログラムが昨日から始まりまっています。

受講生は総勢38人です。年によって大きく人数が違うそうですが、38人というのは通常のレンジ内だということでした。
多いところで言えば、中国の浙江省政府から派遣されている研修生が14人です。彼らは半年ほどのプログラムで研修を受けていて、このサマープログラムが終わったあともいろいろなところでの勉強の予定があるそうです。
日本人は私を含めて9人です。弁護士の方が5人、官庁の方が2人、無職の方が1人で、企業から来ているのは私だけですね。年齢は私と同世代(40才前)の方が私の他に1人、30代前半の方が2人、後は20代後半というところです。9人の中で女性は1人だけです。このプログラム終了後に引き続きLLM等のコースで正規の留学をされる予定の方が6人(多分)、これが終わったあと日本に帰るのは私を含めて3人です。
後は南米からの人が多いですね。ブラジルから3人、コロンビアから2人、パラグアイから1人。
その他はもろもろという感じです。

昨日はオリエンテーションと自己紹介でほとんど終わりでした。

サマープログラムの期間中は毎日更新しようと考えています。まぁ、あまり気張るつもりもありませんので、あくまでも目標ということで。

中身の話にも少しだけ入りました。いずれメモをまとめて会社に報告することになりますので、ここで下書きをしていきたいと思います。

plaintiffやdefendantといった語句の説明と、plaintiffが裁判所にsummonsとcomplaintをファイルすることにより訴訟が始まる、といった話だけでした。訴えを提起するにはsummonsとcomplaintの両方が必要になります。

summonsは、defendantを呼び出すための文書です。いつ、どこに、というような情報が記載されています。従来はsummonsをdefendantに直接渡す必要があったのですが、新しいルールではe-mailやファックス、郵便で送ることも可能になっています。手渡しの場合には、sherrif(具体的な説明がありませんでしたので、ちょっとよくわかりませんが、こういう役職名の役人のことだと思います。西部劇に出てくるシェリフを想像してしまうのですが・・・。)やprocess serverといったplaintiffとは別の人が介在する必要があります。defendantがウソをつく(summonsを送っていないのに送ったと主張する)ことを予防するためです。

defendantが裁判に現れなければ、default judgmentが下されます。日本語で言えば、欠席裁判で原告の主張が全て認められるということですね。

summonsは裁判所の事務官(court clerk)にスタンプを押してもらう必要がありますが、その際に裁判所事務官は内容の審査はしません。summonsに問題があればdefendantが訴えの却下(motion to dismiss)を主張するということになります。

summonsと同じようなものに、subpoena(英語の発音をカタカナで書くことにムリがあるのは十分承知していますが、「サピーナ」と発音します。)があります。summonsが訴訟の当事者を裁判所に呼び出すものであるのに対し、subpoenaは当事者以外のもの(目撃者や鑑定人)を裁判所に呼び出すためのものです。目撃者や鑑定人が自発的に裁判所に出てくる場合にはsubpoenaは必要ありません。

complaintには訴えの理由(causes of action)を記載します。counts of complaintとも言うのですが、たとえば、契約違反、過失、不法行為、法律違反(競争法違反等)というものが、このcounts of complaintに該当します。

complaintにおいてどの程度事実を特定する必要があるかというのは、連邦裁判所と州の裁判所で若干異なります。州によっても違いがあるのでしょうが、一般論としては州の裁判所のほうがより具体的な事実を記載する必要があります。もちろん、連邦裁判所においてもcomplaintには事実の記載が求められます。

事実の記載が求められる理由のひとつは、judgeやjuryには事実を調査する権限がないということがあげられます。日本語で言えば、職権探知主義が取られていないから、ということになるのでしょう。

訴訟が提起されるとdiscoveryの手続きに進みます。労力も費用もかかるので、これを嫌う外国人は多いと思います。discoveryではありとあらゆるものを提出する必要があります。サンプルやデータや、あらゆる書類が対象です。書類だけで700万ページから1000万ページになることもあります。

訴訟を制限するものとしては、statute of limitationsがあります。日本語では「出訴制限法」と訳されることが多いと思います。刑事裁判で言う「公訴時効」と同じような概念だと思います。民事裁判での日本語はよくわかりません。何か適切な言葉があるのでしょうか?

statute of limitationsにはtoll(中断)がありますので、除斥期間ではなく時効に近い概念だと思われます。日本政府が民法の英訳作業を進めていて、民法はほぼ完了しているということですので、今度時間を見つけてどのように訳されているか確認したいと思います。

statute of limitationsで面白いと思ったのは、murder(殺人)やgenocide(大量虐殺)にはstatute of limitationsはないということです。日本では殺人でも公訴時効があるのとは少し異なります。50年前の殺人事件を審理するのに、十分な証拠が出てくるのかどうかは極めて疑問です。このような裁判に巻き込まれる被告人の負担を考えると、日本の制度に分があるような気はします。


中身の話ばかりをしていたわけではない昨日ですら、このくらいのメモができてしまうということは、明日からはもっと大変になるということですね・・・。もちろん、遊びに来ているのではなく、全ての費用を会社に負担してもらって、仕事の一環として来ているわけですので、きちんとまとめていきたいと考えています。ちゃんとまとめてもまだまだ十分時間はあるわけですし、さほどプレッシャーもありませんので仕事をやっているよりはずっと楽ですからね。
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コメント

はじめまして!

bibliophageさん、はじめまして!
来年度のLLM留学を目指しています「とまひれ」といいます。こちらのブログにはブログ検索でたどり着きました。

セミナー大変そうですね。私も留学したらそういう場所で勉強するのかーと思うとちょっとビビってしまいました。

同じLLM受験生としてよろしくお願いいたします。

#リンクさせてもらってよろしいでしょうか?

  • 2006/07/13(木) 00:21:03 |
  • URL |
  • とまひれ #-
  • [ 編集]

こんにちは

とまひれさん
こんにちは。コメントありがとうございます。もちろんリンクは大歓迎です。私のほうでもリンクさせてください。
実はこのコース自体はさほど大変ではありません。先生はゆっくりわかりやすく発音をしてくれますし、内容についても、これまでほとんど英文契約に触れたことがない人でも十分フォローできるようなものになっていると思います。
その分、人によってはつまらないと思うかもしれません。日本人の女性弁護士の方は「授業中に頭を使うことがほとんどない」との不満を口にされていましたし、エストニアから来ている学生さん(高校を卒業したばかりの18歳)も「授業がやさしいかどうかはわからないけど、授業中に4者択一の問題をみんなでやるのはboringだ」というようなことを言っていました。
私自身も、サマープログラムが必須だとは思わなくなってきました。とはいえ、アメリカでの生活への導入部としては悪くないのではないかと思います。費用を考えると少し贅沢かもしれませんが・・・。
私自身も来年のLLM留学を目指しています。お互いがんばりましょう。

  • 2006/07/13(木) 19:08:48 |
  • URL |
  • bibliophage #-
  • [ 編集]

bibliophageさん、リンクありがとうございました!
私のブログの方でもこちらにリンクさせていただきました。

上の説明を読んでいるととても難しそうなのですが・・・それほど大変じゃないということでよかったです。
今後のレポートも楽しみにしています。
では、また!

  • 2006/07/13(木) 23:18:54 |
  • URL |
  • とまひれ #-
  • [ 編集]

頑張ってくださいね!

ご無沙汰しております。
ブログへのコメント、ありがとうございました。
とりあえず、まずはサマースクール参加の実現、おめでとうございます!
エントリを拝見して、私も昔のことを思い出しました。あの日は毎日がカルチャーショックだったようなものでした。このサマースクールへの参加が、その後のLL.M.留学の実現に大きな役割(精神的な部分)を果たしてくれたと思っています。
是非、充実した日を送られますように!サマースクールでの出来事、楽しみにしています(無理の無い程度で)。
それから、私の“同窓”に当たる方にもよろしくお伝えください!

  • 2006/07/16(日) 05:07:21 |
  • URL |
  • Deacon #n9XDtvKo
  • [ 編集]

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